- 施術コラム一覧 - 頭蓋骨矯正
頭蓋骨矯正というと頭蓋骨を強い力でグイグイ押したりするようなイメージがあるかもしれませんが、当院で行っている頭蓋骨矯正はとてもソフトな刺激です。どれくらいソフトかというとほとんど触れているくらいなので多くの方はそのまま眠ってしまわれます。
頭蓋骨矯正という言葉で検索する人もいると思うのでこのような言葉を使いましたが、実際には矯正しません。自然と矯正されるのです。自然と戻るべきところに戻るという感じです。頭にそっと触れて包み込みます。シーンと心を静めて手のひらに集中すると何やら蠢きが伝わってきます。
その蠢きを感じながらただその精妙な動きに寄り添っていきます。頭蓋骨の矯正というよりも頭蓋骨のヒーリングです。自己調整力により頭蓋骨の歪みが自発的に矯正されていくのです。外部からの力で矯正されるのではなく、本人の力で自然とちょうどいいように調整されていきます。
なので当院では無理な力を使った矯正はしていないのです。
自己調整力とは文字通り、自分自身で調整する力の事です。他者から調整してもらうのではなく、その人自身の調整力です。矯正とかしなくても自然とちょうどよい塩梅に調整されていきます。そんな自己調整力ですが、この力が発揮される条件がいくつかあります。
等々。要は深くリラックスして安心してただただその場に委ねるとほわ~っといい気分になってきます。そして必要なエネルギーが流れて、必要な調整がなされていきます。
頭蓋骨は15種23種類の骨が組み合わさっています。継ぎ目のことを縫合と言います。脳脊髄液が産生、吸収されるリズムと共に頭蓋骨も動いているとされています。(オステオパシーのクラニオセイクラルセラピー等の理論)
しかし、本当に脳脊髄液のリズムで動いているのか?そもそも頭蓋骨がリズム運動で動いているのか?ということについては以前から疑問を感じていました。私は既存の理論をそのまま信じることはせずに何でも自分で検証してみる癖があります。
頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルワーク)のセミナーに参加した時に、講師の先生にワークをさせて頂いた時にとても良いワークでしたと褒められたのですが、その時自分はとても体調が悪くてワークどころではなく頭蓋仙骨のリズムを感知するどころか、手を添えているのがやっとの状態でした。
それでもとても褒められたので、こちらが何か働きかけるのではなく受け手の感じ方の問題なのだとその時に思ったのです。それから自院のクライアント様に対していろいろ頭蓋骨のワークをやってみたのですが、やはり受け手の方の感受性によるものが大きいと感じました。
そこで頭蓋仙骨療法の理論をそのまま信じることはせずに、ヒーリングや操体法などの自分が学んできた理論と融合しながら頭蓋骨ヒーリング整体を開発しました。自分自身の感覚とクライアントの皆様からのフィードバックを基にしながら、安全で心地よく自然な頭蓋骨矯正法を開発しました。
当院の頭蓋骨矯正はこんな方にお勧めします。
等々。逆にこんな方にはお勧めしないというのもあります。頭の形がいびつだから直してください、みたいなのは対応できません。無理な矯正は一切しておりません。