- Blog記事一覧 -ハンドヒーリングで筋肉が緩む
施術中にヒーリングをして体の可動域のチェックをすると大幅に変化することがよくあります。施術中はただ服の上からそっと触れているだけで何もしないのでとても不思議がられます。
ただ触れるというのがなかなか簡単なようで難しくもあります。というのはついつい触れながらその部位を何とかしようと力が入ったり、いろいろなイメージを使って変化を起こそうとしがちなのです。
しかし、私のヒーリングは無心にただ触れます。触れているところに静かに気づきます。何かをしようともせずただただありのままに気づき続けます。
数十秒から数分間(その時によって時間は変わります)、触れ続けてそれから関節の動きをチェックすると大幅に動きやすくなったり痛みが楽になったりします。(※効果には個人差があります)
なぜこのような現象が起こるのか考えてみました。
優しく触れられるとオキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンが分泌されると以下のような効果があります。
■幸せな気分になる
■ストレスが緩和される
■学習意欲や集中力が向上する
■不安な気持ちを落ちつかせる
■ポジティブになりやすくなる
ホルモンの作用で脳が安心して筋肉の緊張も解けて動きなどが楽になったと考えることもできます。人と触れ合うことで幸せな気持ちになったり安心したりすることは、心身の健康にとって大切なことだと思います。
皮膚に触れるということはその下にある神経にも影響を与えます。私は人やものに触れるときの触れ方にはとても気を配っています。粗っぽい触れ方をすると触れた瞬間に相手を緊張させてしまいます。ものに触れる時も優しく丁寧に触れるように心がけています。
なぜなら普段ものを雑に扱っていては施術の時だけ丁寧にということは不可能だからです。ついついいつもの癖が出てしまうのが人間です。だから日頃からものに触れるときも丁寧さを心がけています。
そのように皮膚に触れることで皮神経に安心を与えます。神経がリラックスすると筋肉も緩みます。それで可動域が広がると考えることもできます。
エネルギーの観点からも考えてみます。無心で触れることでヒーリングエネルギーが私を介して相手に流れます。変化は量子のレベルで起こりますので流れるという表現が適切かわかりませんが、量子レベルで体が変化します。筋肉の細胞も変化して緊張状態から弛緩した状態に変化します。その結果可動域も広がったり痛みが楽になったりします。
私のやっているハンドヒーリングのやり方を紹介します。
細かいことを言うと他にもありますがだいたいこんな手順でやっています。手を当てる時に優しくふわっと当てるのですが接触面が均一になるようにするとふんわりいい感じで触れられます。でも少しでも手に力が入ると緊張が伝わってしまいます。
ふんわり優しく均一に触れるのがコツです。このような触れ方が出来るようになるとそれだけでも相手の身体を緩めることができます。
次にそのように触れた状態で自分の手のひらの感覚に気づきます。どんな感じがするのか言葉を介さずにただ感じて気づき続けます。そうしていると相手の呼吸のリズムも感じるのでそこにも気づき続けます。
そうしていると瞑想している時のようなゆったりした良い気持ちになってきます。同時に自分の呼吸にも気づきます。だんだんじんわりと温かくなってきたらだいたい変化が起きていることが多いです。