- Blog記事一覧 -呼吸の観察
以前に途中まで読みかけて放置していたラマナ・マハルシの本を
ふと開いてみました。
ふと開いたところに呼吸(プラーナーヤーマ)に関する記述がありました。
プラーナーヤーマ(調息)は吸気、維持、呼気をコントロールする方法と
単に呼吸を見守る方法があります。
吸気、維持、呼気の形式はより暴力的であり、各段階を追って正しい師が指導していなければ危険を伴うこともあるだろう。だが、自然な呼吸を見守る方法はやさしく、危険を含むことはない。
あるがままに P257より引用
というところが飛び込んできました。
私は呼吸法が苦手で少しやっても飽きてしまうか、苦しくなってしまって長続きしたことがありません。なので瞑想と同時に呼吸をただ観察する方法をやっています。
これは自然で楽だし、瞑想も深まり、すっきりヒーリング効果も感じられるのでだいたい毎日実践しています。
聖者と呼ばれるラマナ・マハルシの言葉でもそれが裏付けられてました。
またしっかり読んでみたいと思います(^^)
呼吸を観察する瞑想法は、様々な媒体で紹介されています。
古来の瞑想法はだいたい呼吸が関係しているものが多いです。
最近ではマインドフルネスと言う瞑想から宗教色を排除した
自己啓発法が企業研修などで広まってきていますが
やっていることは呼吸を観察する瞑想法とかです。
マインドフルネスはヴィパッサナー瞑想が元になっているようですね。
呼吸の観察を繰り返すことで瞑想が深まっていきます。
同時に心身のヒーリングにもなります。
心や身体が深く癒されていきます。
心も身体も深くリラックスします。
何かをする、というよりも何かをやめていく行為。
静けさがどんどん深まって自然なヒーリングが起こります。
呼吸の観察と身体の内側の感覚を観察する瞑想をしている時に
自分という存在がどんどん溶けていくような体験をしました。
意識はありますが、どんどん思考が鎮まっていって
ただ呼吸をしているだけの存在になっていきます。
身体の意識も希薄になります。
それはとても気持の良い体験でした。
瞑想をしてもいつでも必ずそうなれるわけではなく
時々そのような状態になれます。
思考が鎮まっているときほど、深い瞑想になります。
思考=自我ですので、思考が鎮まると自我の働きが弱まって
本来の自己、真我とか内なる存在とか言われる何かと
繋がりやすくなるのかもしれません。
自分とは何か?ということを追究してきたし
今後もその歩みを進めていきたいと思います。