- Blog記事一覧 -瞬間ヒーリングの秘密 純粋な気づきがもたらす驚異の癒し
私がこれまで読んだヒーリング関連の書籍の中で最も影響を受けたのがこの本です。
瞬間ヒーリングの秘密―QE:純粋な気づきがもたらす驚異の癒し
著者のフランク・キンズロー氏は長年TM瞑想の創始者の元で修行をしていたそうですが、私も20代中頃から後半にかけてTM瞑想を習って実践していました。TM瞑想はビートルズも実践していた瞑想法で、心の中でマントラを唱えながら毎日朝晩20分ずつ瞑想します。
雑念が湧いてきたことに気づいたらまたマントラに戻る、というとてもシンプルな瞑想法で、私も本格的に瞑想を習ったのが初めての経験だったので毎日しっかり実践していました。
その後注意を向ける対象はマントラでなくとも、自分の呼吸でも数字を数えるのでもロウソクの炎を見つめるでも何でも良いのではないかと思って、実際マントラを唱えても唱えなくとも自分としては瞑想の効果に変わりはないことに気づいたのでいずれTM瞑想はしなくなりました。
しかし、その後も瞑想は続けています。
私は現在整体の仕事をしていますが、それ以前から真理の探究に興味がありました。子供の頃から目に見えないものや不思議なことに対して興味が強かったと思います。
整体の仕事をする足がかりとして最初はカイロプラクティックのスクールに行きましたが、カイロプラクターになりたかったわけでも整体師になりたかったわけでもなく、「人を癒せる人」になりたかったというのが本音です。
カイロのスクールに入学する前からヒーラーとかセラピスト、といった存在に憧れていました。そして整体院を開業した後もずっとその思いは変わらずありました。
しかしながら、ヒーリングの講座を受ける気にもなれませんでした。「既定の講座を受ければあなたもヒーラーになれる」そんな謳い文句に違和感を覚えていました。たしかにレイキなどは誰でも講座を受講すればレイキヒーラーを名乗れます。その他のヒーリングメソッドでもそのようなものが大半です。
そうではなく、自分の実感としてヒーリングとは何かということも含めて自分の内側からヒーリングを理解・体得したいという気持ちがありました。
整体院にはヒーリングのお仕事をしているセラピストの方や、プロのヒーラーとしては活動していないけれど興味があってヒーリングセミナー等を受講したことがある人たちが結構来院していました。
彼女たちの話を聞いても、「正直なところ自分の感覚としては良くわからない」という意見を持っている人が大半だったように思います。自信を持ってヒーリングを提供しているというよりは教わった通りにやって「本当にこれで大丈夫なのかな」と疑問を感じている人も案外多いのではないでしょうか。
そんな話もいろいろと聞いていたので、自分もヒーリングセミナーや講座を受講しても同じように良くわからないのではないかと思っていました。それで自分で独学でヒーリングの本などを読み漁っていたのです。
ヒーリング以外に、自己啓発本、精神世界や悟り、目覚め、覚醒、非二元に関する本、引き寄せの法則の関連本などいろいろ読み漁っていました。それらに書かれている共通する本質、真理を体得したいと思っていました。
フランク・キンズローの「瞬間ヒーリングの秘密 QE:純粋な気づきがもたらす驚異の癒し」を読んだ時に、今まで自分が学び実践してきたことがいろいろと繋がった気がしました。
エックハルト・トールの著作に代表されるようないわゆる悟り、気づきと、ヒーリングの分野が統合された稀有な内容の本でした。気づきがもたらす癒しのパワーを知りました。気づきとヒーリングが繋がっていることに驚きと喜びを感じました。
そこから自分の提供する整体である多次元操体法の効果がより高まったというか深まったような気がしています。触れているだけで筋肉の緊張が緩んでいくということを実感として体感できるようになりました。
とはいえ、このヒーリングメソッドを専門的にマスターしたわけではありません。本を読んでそのエッセンスを自分がそれまでやっている整体に取り込んだだけです。しかしその効果には自分でも驚くようなことがいろいろ起こるようになったのです。
表面的なテクニック(それも書かれてはいますが)ではなく本質的なことが書かれていると直感しました。この本に書かれていたことと、それまでの自分の学びを統合して、それを整体に導入し、ヒーリング整体として施術を行っています。