- Blog記事一覧 -気功師として働けませんか?
本日「そちらで気功師として働かせてもらえませんか?」というお問い合わせの電話を頂きました。当院ではスタッフを雇っていませんし、募集もしていないので「ここで働いて頂くのは難しいです。」とお断りしました。
現在この方は治療やセラピーのお仕事をしているわけではないのですが、ご自分の手からエネルギーが出ている感じがして、実際に周りの人の身体の痛みをやわらげたりしているのだそうです。
その不思議な力を活かして世の中の役に立てないだろうか、と模索する中で当院にお問い合わせして来られたのでした。とても素晴らしい行動力だと思いました。
ところで私は気功に関しては素人ですし、気功師の募集もしていないのに当院に問い合わせして来られたのはおそらくHPを読んでいただいて何かしら雰囲気を感じ取ってくれたのだと思います。大変に光栄でありがたいことです。
しかし、当院で働いて頂くにはいろいろと問題がありますのでお断りせざるを得ないのですが、ちょうど才能が活かせるところで働けるといいなと思います。この方はきっとそのための相談もしたかったと思うのですが、まだ一度も会ったこともありませんし見ず知らずの人の相談に乗るほど時間や気持ちの余裕もありません。
そんなわけで、当院で開催している多次元操体法の講習会かセッションの予約をされることをお勧めしました。いきなり進路も明確になっていない状態で講習会に参加するのもハードルが高いと思うので、まずは当院のヒーリングのセッションを受けて頂く提案をしました。
それでまた私とご縁が繋がるのであれば真摯に対応したいと思います。
この方はご自分で手のヒーリングの力に気づかれたようですが、実はどんな人でも同じような力を持っています。強い弱いはありますが、ほぼその人の意識の持ち方と関係しています。それと受ける人との関係性にもよります。
誰にでもできるヒーリングのやり方がわかったので、時々当院の一般の方向けのワークショップでもお互いに試してみることがありますが、皆さんお互いにびっくりするくらいにいろいろと不思議なことが起こります。
その場で痛みが取れたり、可動域が広がったり、体が楽になったり、深いリラックス間に包まれたり…。無心に純粋に楽しみながらやる方がうまくいきます。プロの治療家の先生同士でやるときよりも一般の人同士の方がむしろ不思議なくらいに凄いことが起こったりします。
仕事としてやろうとしたとたんに「痛みを取ってあげよう」とか「治さなくちゃ」とか余計な思考が入りうまくいきません。そのような自我を出来る限り捨てるというか、いったんわきに置いた方がうまくいくものです。
気功とかヒーリングというと特別なことに思えますが、基本的には誰でもできることです。あとはその人の訓練次第でその力を高めることもできます。