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マインドフルネスの本を読みました。これまでマインドフルネスの本を数冊読みましたがとてもわかりやすく実践向きの本でした。
マインドフルネスの教科書 この1冊ですべてがわかる! (スピリチュアルの教科書シリーズ)
マインドフルネスとは、ヴィパッサナー瞑想がベースになっています。お釈迦様が悟りを開いたときの心の状態に近づくための瞑想法です。
それを現代向けにシンプルにした感じです。
今この瞬間に起きていることにただありのままに気づいていく、というのがマインドフルネス瞑想です。実践したことのない人からすれば、「ありのままに気づく?」「だから何なの?」と思ってしまいそうですが、これがなかなか深いのです。
私も20代の頃から瞑想をしてきました。習いに行ったり、個人的にも独学で学んだりして、自分なりに瞑想についてまとめてシンプルで効果的なやり方をお伝えしたりしています。瞑想の個人レッスンも行っています。
で、自分でまとめてきたものとこの本に書かれている内容がかなり一致していました。シンプルで本質を捉えたものです。本質、真理は一つなので当然と言えば当然ですが、とてもわかりやすく解説されている良い本でした。
悟りや目覚め、気づきに関する情報に触れていくと必ずと言って良いほど「今ここ」とか「今この瞬間」というキーワードが出てきます。今この瞬間に気づいていることが大切なのです。
ところが、現代人の大半が今この瞬間にいないのです。どういうことかというと、今この瞬間に未来や過去のことについて考えているのです。または、今やっていることと違うことに意識が向いているのです。
今ここでやっていること、起きていることにありのままに気づいていく、ということはかなり訓練を要します。それくらいほとんどの人は今ここにいないのです。
マインドフルネスとは今ここに気づいている心の在り方です。
だから必ずしも座って瞑想する必要はありません。起きていても立っていても歩いていても車を運転していてもマインドフルネスでいることは可能です。生活のすべてが瞑想になり得るのです。
代表的な呼吸瞑想以外に、食べる瞑想、歩く瞑想、皿洗いの瞑想なども紹介されています。
今この瞬間に気づくと言うことは、何もマインドフルネスの専売特許ではなく、悟り系の本にはほとんどの本に書かれています。でも具体的にどうしたら良いか分からないと言う人はマインドフルネスのこの本がとても役に立つことと思います。